 | 書籍概要 (Book Description) |
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クィンタグリオ(知性を持つ恐竜)が居住する月は、数万日後に潮汐作用によって破壊される運命にあった。
賢人サル - アフサンの発見したこの事実を受け、彼の友人にして皇帝であるダイ - ダイボは、移民計画を発動する。
アフサンの息子の1人であるトロカは、彼の母にして移民計画の責任者であるワブ - ノバトの命を受け、地質調査隊を率いていた。
移民計画の手始めとして、利用可能な資源をすべて網羅することを目標に。
彼らクィンタグリオが住む月には、地質調査隊が「栞層」(Bookmark layer) と呼ぶ、不思議な境界層があった。
この境界層より新しい地層は化石であふれているのに、境界層より古い層では化石が見つからない。
しかしある日、トロカは栞層から謎の青い物体を発見する。
その頃、帝都には不穏な空気が漂っていた。
エヅトゥーラー地域を統治するダイ - ロドロクスが皇帝ダイボに対し、自分はダイボの兄弟であり、皇帝になるべきは自分であると主張する。
そして悲劇はアフサンの身にも起きる。彼が娘の部屋を訪問すると、無惨に殺害された彼女を発見することになる・・・。
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