 | 書籍概要 (Book Description) |
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ただ1人、リングワールドを旅するルイス・ウーは年老い始めていた。
ルイスは、リングワールが恒星に衝突する惨事を避けて世界を救ったが、そのために数兆の人を殺すことになった罪に苛まれ、人生の終着点を目指していた。
その頃、かつてルイスがサン・フラワー(巨大な鏡の花弁で侵入者を焼き尽くす植物)対策のために雲を発生させた地域では、日を嫌う吸血族が跋扈し始めていた。
多くの種族は、吸血族の強力な武器が何なのかを知らずに破滅していく。
かつて吸血族と戦った経験をもつ者たちは、種族の壁を超えて吸血族と戦う体制を整え始めるが、そこへ超人が関わり始める。
恐るべき体力と知力を備え、種の保存のみを本能に戦うプロテクター。人の最終形態であるプロテクターの暗躍が、種族間の戦いに影を落とし始めていた。
かつてルイスをリングワールドへ拉致したハインドモーストは、驚異的な頭脳と体力を持つパペッティア人であり、草食動物特有の臆病さから自らの安全確保に奔走する。
リングワールドを救ったとき、彼の配慮によって極限まで被害者を減らしたことをルイスに証明し、若返りをルイスに提供する替わりにハインドモーストの手足となる契約を結ぶ。
パペッティア人のテレポート・デバイスを使ってニードル号へ向かうルイス。懐かしのニードル号に入ったその時、謎の2体の侵入者が現れる。。。
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