宇宙ステーション1の建設には困難が付きまとったが、それは主に人的な問題だった。
密造酒を作る輩、賭博を行う輩。
こうした悪党をクビにして要員を補充していたら、もっとやっかいな問題を抱える羽目になる・・・。
-「デリラと宇宙野郎たち」 Delilah and the Space-Rigger
舞台を観るため、ペンバートンが妻と出かけようとしたその時、電話が鳴り始める。
ロケット操縦士に確約された休暇はないも同然だった。
仕事の途中、妻への手紙を書き綴る。
謝罪する手紙、妻を諭そうとする手紙、転職を決意する手紙。
書いては破り捨てるを繰り返すうちに、思わぬ提案を受けることになる。
-「宇宙パイロット」 Space Jockey
副爆撃主任を勤めるダルクィスト中尉は、突然、大佐から呼出される。
恐縮する彼に対し、大佐は、世界大戦を防ぐための行動への参画を求める。
大佐の求めに対し、中尉のとった行動は?
-「果てしなき看視」 The Long Watch
取材のために月を訪れたジャックは、コロナ観測計画のために掘り進められているトンネルを見学する。
安全確保のために設けられた幾つものエア・ロックをくぐり抜け、掘削現場にたどり着いたが、説明を受けている最中に何かが起きる。
月震? 爆発? 救援は・・・?
-「お席へどうぞ、諸君!」 Gentlemen, Be Seated
ルナ・シティーは退屈だ。ニュー・ヨークの地下と変わりゃしない、体重以外はね。
宇宙酔いの母さんとチビ助を置いて、父さんと僕がかけようとしたものだから、ちょっとした面倒が起きる。
チビ助が大人しく従う訳がないし、母さんはチビ助の扱い方を分かっちゃいない。
だから厄介なことが起きるんだ。
-「黒い孔」 The Black Pits of Luna
アランとジョセフィンは歓喜に包まれていた。いよいよ故郷に帰るのだ!
月の窮屈な洞窟よ、さようなら。これから青い空と新鮮な空気に戻るのだ。
しかし、特急ロケットの加速に悩まされることを皮切りに、二人には数々の困難が待ち受ける・・・。
-「故郷」 "It's Great to Be Back!"
「はい、総合サービスです。私は担当のコーメットと申します。」
「犬の散歩も引き受けます」をモットーとする何でも屋「総合サービス」へ、突然、奇妙なお客が現われる。
社長への面会を要求する彼は、3D電話の前でそっと惑星政府高官が持つ記章を見せる。
そして、面会の場で彼が要求した内容は、おおよそ現在の科学で実現できるとは思えない要求だった・・・。
-「犬の散歩も引き受けます」 '...We Also Walk Dogs'
「僕は治るのでしょうか。」
心理学者に質問する元宇宙飛行士は、極度の高所恐怖症に陥っていた。
もはや元の仕事に戻ることは望めず、新たな生活を見つけるしか彼に残された道はなかった。
いったい彼に起こった事件とは?
彼を待ち受ける新たな試練は?
-「宇宙での試練」 Ordeal in Space
誰もが歌ったことがある曲「地球の緑の丘」は、リスリングが最後の航海で歌った曲だった。
盲目の吟遊詩人リスリングは、核エンジンのお守りをするジェットマンだったが、不幸な事故で視力を失う。
出版されていない彼の多くの曲は、決して上品なものとは言えず、彼の風貌も同じだった。
しかし彼の人生は、人間そのものだった。
-「地球の緑の丘」 The Green Hills of Earth
弁護士ウィンゲートは、「金星にあるのは奴隷制度だ!」と主張する資産家サムと飲みながら口論をする。
しかし、次に気づいた時、自分が酷い状態に陥っていることに気づく。
酷いのは二日酔いだけではない、いや、二日酔いは遥かにマシな出来事だ。
彼は、金星へ向かう「宵の明星」号に労働者として乗船しているのだった。
いったい何の間違いが?
この苦境から逃れる術はあるのか?
-「帝国の論理」 Logic of Empire
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