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Fate of Worlds Larry Niven (ラリー・ニーヴン), Edward M. Lerner (エドワード・M・レーナー) |
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| 書籍概要 (Book Description) |
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ニュー・テラで隠匿生活を送るシグマンドの家に、大佐となった孫娘ジュリアが訪問する。
検知した異常事態の解明に協力してもらうため。
そして異常を紐解くと、14光年離れた場所で巨大惑星数個に匹敵する質量がハイパースペースに入った可能性がある。
直ちに現場へ向かうと主張するジュリアに、シグマンドの昔馴染みである2人が同行する。
現場では、外辺戦争(フリンジ・ウォー)が続いていた。
地球軍(ARM)、クジン族、クダトリノ人、パペッティア人の牽制が続いている。
地球がどこにあるか知りたいニュー・テラ、
ニュー・テラの存在をまったく知らない地球、
パペッティア人を侮辱したいクジン人、
元クジン人の奴隷でクジン人の野心を挫きたいトリノックス人、
フリート・オブ・ワールドを支配したいアキレス。
フリート・オブ・ワールドを影から支配するオル’トロ。
様々な思惑がぶつかり合う。
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| 書評 (Book Review) |
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この物語は、「Fleet of Worlds」、「Juggler of Worlds」、「Destroyer of Worlds」、「Betrayer of Worlds」に続く、5作目です。
つか、これ酷くない?
てっきり前作で派生物語(フリート・シリーズ)が終わったと思ったら、こちらが本編(リングワールド・シリーズ)と派生物語の両方の結末になるなんて!
リングワールドシリーズは全部邦訳されているけれど、フリートシリーズは全部未邦訳。
日本のニーヴン・ファンに対して、これは酷い仕打ちだ。。。
しかも、フリート・シリーズは穴埋めが多い。
どうして地球圏は、アリス・ジョーダンからパク人の情報を得ていないのか?
どうしてルイスは、自分の2人の父に興味がないのか?
日本のニーヴンファンは知ることができない。。。。゚(゚´Д`゚)゚。
いい機会だから、ニーヴンのファンは英語に取り組むべきと思う。
彼の英語は軽快で分かりやすくて、
おなじみの造語(stet, tanj)がいっぱいで、英語で読むほうが面白い!!
"stet"は明確に和訳されていないし、"tanj"に至っては「カホな」とか意味不明な和訳。
ニーヴンが紡ぎ出す物語は、英語で読むべきだと心の底から思う。
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独断と偏見に基づくお勧め度 ☆☆☆☆☆
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