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フォードエクスペディションのインプレッション



概要
 米国ナンバーワンのトラック販売台数を誇るフォードが,同社のフルサイズピックアップF-150をベースに開発したSUVがエクスペディションです。 このため,アストロと比較しても,アストロが勝てるのは数項目しかありません。 しかも,そのアストロのメリットも,アストロが優れているからではなく,SUVとミニバンというパッケージングの違いによるものです。
 アストロは2万数千ドル程度のミニバン,エクスペディションは4万ドルの高級SUVであることから,アストロではなくサバーバンと比較するのが適切だということでしょう。

アストロ乗りのエクスペディションのインプレッション


区分フォードエクスペディション・エディバウア
(Ford expedition Eddie Bauer)
車内の広さ アストロと比べると少々手狭だが,サバーバンと同等の広さの3列シート。全長がサバーバンより500mm短い分ラゲッジスペースが小さいが,アストロと比較にならない十分なスペースがある。
燃費 街乗り5〜6 km/l
高速道路7〜8 km/l
パワー 直6のように滑らかに回るエンジン。等間隔爆発が困難なV6と違い,非常に滑らかで力強さがある。
昔のアメ車のように暴力的なV8ではないが,2.5トンの車を悠々と引っ張ることができる。
乗り心地 日本向けに最も硬い足周りで発注されているため,首都高速でも怖い思いをしなくても済みそうな足周り。
巨大なタイヤゆえにステアリングへ道路の状況がまったく伝わってこないが,ランドクルーザーやパジェロと比べると遙かに乗用車的で扱いやすい。
車内の静かさ クラウンやセド/グロ並の静かさ。ごついタイヤを履いているのに,ロードノイズも微かしか聞こえてこない。
V8特有の力強いエンジン音がするが,非常に滑らかで電気モーターのよう。
メンテナンス性等 ヤナセ同様,3年間の各種メンテナンス費用をディーラーが負担してくれる。(というか,販売価格に含まれているということでしょう。)
取り回し ボンネットの長さの分だけアストロより長いだけなので,アストロと変わず,それほど取り扱いに困らない。ただし,丸みのあるデザインが災いして車両感覚がつかみにくい。左右の大きなドアミラーは,アストロの巨大なドアミラーほど視界が広くない。
ステアリングは冗談みたいに良く切れるので,大きさから想像できないほど取り回しが楽。ブレーキは軽いタッチで十分な制動力を発揮する。
内装,品質 値段が高いだけあって,細かいところまで良くできた内装と装備。アメ車なのに,オートエアコン,内気循環,リアエアコン(決してクーラーではない)が装備される。
やはり,田舎のキャディラックであるサバーバンと同様に,田舎のリンカーンといったところ。


ニューエンパイヤモーターの展示車両の写真
フロントからの写真(23KB)  エンパイヤモーターと近鉄モータースが共同輸入するエクスペディションです。 丸みを帯びたデザインと巨大な前照灯のため小さく見えますが,フルサイズピックアップをベースにした立派なSUVです。試乗中は,すれ違うアメ車乗りの注目の的でした。(笑)
 シボレー・サバーバン & タホ,GMCユーコン,ダッヂ・デュランゴなどのアクの強いSUVと比べると拍子抜けするデザインですが,日本人には一番受けの良いデザインでしょう。(アメ車乗りには少々もの足らないデザインかな?)

運転席(24KB)  アストロ同様にチルトしかしないステアリングホイールですが,ステアリング左のライトスイッチの下に,電動でペダルを前後に動かすスイッチがあります。ステアリングホイール自体は,やや前に寝ているが気にならないレベルです。
 シートはゆったりして柔らかい本革シート。さすがに長距離を走る人が多い国で作られただけのことがあり,柔らかいのに長距離乗っても大丈夫そうなシートです。
 アストロより軽いステアリング,軽くカタンと入るODキャンセラー付きコラムシフト,軽いけどしっかりしたタッチのペダル。とにかくすべての操作系が体感的に同じ重さに感じます。 私の義母がファミリア,義姉がフォードレーザーに乗っていますが,どちらも中身が同じなのに,やはり感覚的に同じ重さに感じられるレーザーの方が運転しやすく感じました(レザーの方が大きいのに!)。この辺はフォードの得意技なのでしょうか?

リアからの写真(24KB)  トレーラーヒッチ,大きくてドアの開閉に連動したランプが付いたサイドステップ,17インチのメッキホイールが標準で装備されています。
 ただ,やや右に張り出したマフラー。どう見ても車体からはみ出ているサイドステップで,どうして型式を取得できたのでしょう? 外圧に弱く,国内に態度のデカイ運輸省ってことでしょうか?

スペックシート
 アストロ・パッセンジャーバンLTとフォードエクスペディション(Eddie Bauer)の諸元一覧です。

区分Chevrolet ASTRO LT 2WDFord expedition Eddie Bauer
【寸法・重量】
全長(mm)4,8055,200
全幅(mm)1,9602,000
全高(mm)1,9301,920
ホイールベース(mm)2,8203,025
トレッド(前 mm)1,6551,661
トレッド(後 mm)1,6551,664
車両重量(kg)2,0201,990
乗車定員(名)78
(3ナンバー。8ナンバーは準備中)
最小旋回半径(m)6.15.8
【エンジン】
エンジン形式水冷V型6気筒 OHV水冷V型8気筒 SOHC
総排気量(cc)4,2955,400
最高出力(PS/rpm)193/4,400 (SAE)260/4,500 (SAE)
最大トルク(kgm/rpm)34.6/2,800 (SAE)47.7/2,300 (SAE)
燃料レギュラーレギュラー
タンク容量(l)95113
【走行・動力伝達装置】
駆動方式後輪駆動4輪駆動
トランスミッション電子制御4速コラムAT電子制御4速コラムAT
最終減速比3.416-
タイヤサイズP215/75R15 100S265/70R17