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ターンシグナルとパーキングランプの併用 |
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アストロの前面にあるターンシグナル(方向指示器)には,ダブル球が使われています。
米国では,パーキングランプ(車幅灯)点灯時にターンシグナルを点けると,両方のランプが同時に点灯します。
しかし,日本では,車幅灯と方向指示器が共用されている場合,方向指示器の点滅が判別し易いよう,車幅灯が消灯されなければいけないことになっています。
このため,多くの並行輸入車は,ダブル球の配線のうちパーキングランプの配線を切断し,パーキングランプが点かないようになっています。
しかし,上記のようにパーキングランプ配線を切断されている場合,薄暮時にパーキングランプを点灯させても,周りの車に比べてランプが暗い印象をうけます。
これを解消するため,死んでいるパーキングランプを点灯させ,かつ,ターンシグナル使用時には消灯するよう,FCSリレーを使ってパーキングランプの配線を接続します。
FCSリレーは,スイッチ線をターンシグナルの配線に繋ぎ,入力と出力をパーキングランプの配線に繋ぐと,パーキングランプ使用時にはそのままパーキングランプが点灯し,ターンシグナルを点滅させるとパーキングランプが消灯します。
右上の写真が,今回加工に試用したFCSリレー(@2,000円)で,右下の写真が配線図です。
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FCSリレーの取り付け |
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- ターンシグナル/パーキングランプの取り外し
ランプの外側に,上下に2か所を留めるプラスネジがあります。ランプは,外側がこの2本のネジで留まり,内側がグリルの穴に刺さっているだけです。
この2本を外すと,ランプが自由に外れるようになります。
- ダブル球の配線
ターンシグナルのソケットには,「A」,「B」,「G」の文字が記載されています。
「A」の所にターンシグナルの配線が,「B」の所にパーキングランプの配線が,「G」の所にアース線が入っています。
線の色は,運転席側のターンシグナルが水色,助手席側のターンシグナルが青色,パーキングランプはどちらも濃い茶色,アースはどちらも黒色です。
なお,ダブル球のソケットは,左右どちらも,タブ(爪)を抑えながら反時計回りに回すと,レンズユニットから外すことができます。
- FCSリレーの接続
FCSリレーの4本の配線は,パーキング配線のボディ側にリレーの入力線,球の側に出力線,ターンシグナル線にスイッチ線,アース線にアース線を接続します。
下図は,FCSリレーを接続した状態の写真で,左側が助手席側,右側が運転席側となっています。
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視認性の向上 |
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下の写真は,パーキングランプを点灯した状態を,取り付け前,取り付け後で比較した写真です。
ターンシグナル部分のパーキングランプを生かすことによって,明るが大きく変わっていることが良く分かります。
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