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回路図,部品 |
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ハイビームを点灯させる電力を使ってリレーのスイッチが入るようにし,リレーを介してロービームへも電力が供給されるようにすることでハイビームを4灯化します(右の回路図をクリックすると,拡大図を見られます。)。
なお,自動車の電気回路,電気についての説明は,電気についてを参照してください。
- 必要な部品
リレー | DC 12V 30A × 1個 |
分岐セット | 10セット(前照灯の配線から分岐するのに使う割り込み端子) |
平型ヒューズホルダー | 1個 |
平型ヒューズ | 20Aまたは30Aヒューズ × 1個 |
2SQコード | 赤,黒をそれぞれ数メートル程度 |
平型セット又は丸形端子 | 平型の端子又は擬宝珠端子 |
リング状端子 | プラスへの接続,ボディーアースに使う端子。 ボンネット下にあるヒューズブロックのAUX(プラス)への接続用に8mm穴のタイプ,バッテリー付近にあるボルトへのボディーアース(マイナス)接続用に6mm穴のタイプを使用。 |
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電源の取り外し |
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まず,安全のためバッテリーの電源端子から電源コードを取り外します。
電源コードを外すときは「マイナス → プラス」の順番で外し,電源コードの取り付けは「プラス → マイナス」の順で接続します。
マイナスはボディに接続されています。マイナスが接続した状態で,誤って工具などをプラスに接してしまうと,所構わず火花が飛び散ることになります。
その結果,コンピュータが死んでしまったり,パイプ類が削れてしまう可能性があります。
自動車の電気回路を取り扱う場合は,最低限,マイナス側の電源コードを取り外してください。通常の作業では,マイナスを外すだけで十分です。
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バッテリーの取り外し |
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電気回路は,総延長が短ければ短いほど抵抗値が少なくなるので,できる限り近くから電源を取り,できる限り近いところに落とすのが基本です。
このため,できる限り近い場所でハイビームとロービームへの配線に接続するため,バッテリーの脇にある集線コネクタ付近を利用します。
接続時に,バッテリーが邪魔になるので,バッテリーの下部を留めているボルト(13mm)とゴム留め具を外し,
さらに,ヒューズボックスを取り外してからバッテリーを取り出します。
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割り込み端子の取り付け |
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前照灯などの電源ケーブルが集線されているボックスが,バッテリー奥のフェンダーにゴム製のアンカーで留められています。
少々力を入れて引くと抜けます(アンカーの出っ張りが少々欠けますが・・・(^^;)
集線コネクタから出ている配線のうち,肌色の配線がロービーム,黄緑の配線がハイビームです。
黄緑の配線は2本ありますが,黒い線が入っていなく,少々太めの方の黄緑色の線がハイビームになります。
この2本の線に割り込み端子を噛ませ,電気を取ったり流したりできるようにします。
個人的に,割り込み端子という物が好きになれませんが,下手に切断して端子を付けたりすると抵抗値が上がったり
断線や漏電の心配がでますので,素直に割り込み端子を使った方が無難と言えるでしょう。
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リレーの取り付け |
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リレーの箱や取り扱い説明に書いてある配線例を参考にして,上記配線図の回路を作り上げます。
下の写真では,少々分かり難いですが,ヒューズボックスのAUX端子からプラスを取り,
リレーを取り付けたヒューズボックス脇にあるボルトを使ってボディアースを取っています。
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