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リア・ビュー・カメラ(後退用カメラ)について |
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安くて小さなCCDカメラは,秋葉原などの電気街へ行けばいろいろ売られているし,インターネットの通販でも数多く見つかります。
こうしたカメラと比べると,車用のリア・ビュー・カメラは値段が高めですが,以下の便利な特徴があります。
- 防水であること。
- 広角であること。
- 鏡像(左右逆転)の映像を映せること。
最近は,1万円前後でいろいろなリア・ビュー・カメラが販売されていますが,なるべく目立たないように取り付けたかったので,
アドボールで販売されているリア・ビュー・カメラ(左下図:図をクリックすると拡大図が見られます)を購入して取り付けました。
非常に小型で目立たなく取り付けられますが,値段はかなり高め(税込み31,500円)です。
最近のカーナビゲーションは,リア・ビュー・カメラに対応した機種が多くあります。
こうした機種を使っている場合は,映像入力端子にカメラを接続するだけで後退時にカメラの映像が映されます。
映像以外の配線も,バックアップランプとアースへの接続だけと,ETC車載器の取り付けと同じぐらい容易に取り付けられます(右下図)。
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安全確保 |
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「電気について」で説明しているように,車のボディはマイナス(アース)になっています。
塗料が絶縁体の代わりをしてくれますが,ボルトやナット,リベットなど,あちこちにむき出しのマイナス端子があるのと同じ状態です。
このため,電気配線を触るときは,必ずバッテリーのマイナス端子から配線を外しましょう。
「ちょっと触るだけだから・・・」と僅かな手間を惜しんだために,事故にあってしまった例が数多くあります。
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リア・ビュー・カメラ取り付け |
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カメラは,できる限り上側に取り付けた方が広い範囲を映せるし,障害物との距離もつかみやすくなります。しかし,できる限り目立たなくするため,ライセンスプレート付近に取り付けました。
カメラは,ドアの内張を剥がし,ライセンスランプを留める7mmのボルトを外して外側に出します(写真:左)。
次に,ドアの内側から車体側の穴へ針金を通し,針金にカメラケーブルの端をビニールテープ等で縛り付けて引き抜き,カメラの配線を通します(写真:右)。
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リア・ビュー・カメラの接続 |
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まず,カメラのアース線を接続します。
Dピラー(車体後ろ端のピラー)にあるスピーカーの裏側付近に,リアランプのアースを留めるボルト(7mm)がありますので,ここにカメラのアースを接続します(写真:左)。
カメラの映像配線(RCAコンポジット)は,ナビゲーションなどの映像入力端子に接続し,念のためビニールテープを巻きます(写真:中央)。
カメラのプラス線は,ジャッキなどが格納されているところにリアランプの配線やトレーラー用のコネクタがありますので,この中から薄緑のバックアップランプ用の配線に結線します(写真:右)。
ただし,平行輸入車は配線が加工されている場合があるので,必ずテスターで確認してください。
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調整,設定など |
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最後にカメラの向きを調整し,撮影範囲を調節します。
リア・ビュー・カメラに対応したナビであれば,映像入力を「バックカメラ」にしてシフトレバーをリバースに入れると,自動的にカメラの映像に切り替わります。
また,カメラのステーをツヤ消しの黒で塗ると,さらに少々カメラを目立たなくすることができます。
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