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TVでは,一般的に,映像に重ねる文字のことをテロップと呼び,動画や写真,絵などを重ねることをスーパーと呼びます。 私たちが普段見ることができる映像の中で,最も技術や手間をかけて作られているのが,「映画」ではないでしょうか? ちょっと映画のシーンを思い浮かべてください。海外の映画の字幕スーパーを除外すると,テロップやスーパーという技術がほとんど使われていないことに気づきますね? いたずらにテロップ,スーパーを使って映像に注釈を入れるのは,決してエレガントな手法ではありません。 動画編集の基本は,カット編集で人や感情,周辺状況などを浮かび上がらせることです。 テロップやスーパーで説明しなければならない映像は,それ自体失敗であることに注意してください。 しかし,逆にテロップやスーパーが多用される映像が好まれる場合もあります。 個人的には好みではありませんが,最近のTV番組では,テロップがうんざりするほど使われているものが多くあります。 しかし,これはこれで,一点だけメリットがあります。 私たちがTVをつけている時間のうち,TV画面だけに集中する時間はとても短いと思います。 たいていの場合は,家族で食事をしたり団らんしながら片手間に見ることが多いと思います。 この場合,映像にテロップが頻繁に登場すると,映像に集中しなくても内容を把握できるというメリットがあるのです。 うがった見方をすれば,下手な映像をだらだら流す時には,頻繁にテロップやスーパーを挿入すると,それなりに楽しんでもらえる映像になるということです・・・。(^^; 私たちのような素人が撮影するとき,編集に「使える映像」を撮るのが困難です。 このため,映像を見せる対象者の好みを考えながら,あまりうるさくならない程度にテロップやスーパーを使うのが妥当ではないでしょうか?
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