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DTVを始める前に覚えた方が良いことはたくさんあります。しかし，細かい"うんちく"より，「どんなことができるのか？」，「どうすれば良いのか？」ということの方が大切です。
一生懸命覚えて頭を飽和状態にしても何かできるようになる訳ではありません。細かいことは後にして，まずDTVの作業手順を紹介します。ただし，使う機器の種類によって操作が大幅に異なるので，単純化したり概念的に説明します。
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- ビデオの取り込み
コンピュータは，ディジタルデータしか使えません。このため，ソースがアナログ映像であれば，編集に使いたいシーンをディジタルのビデオファイルとしてPCのHDDに保存する必要があります。
（「映像のディジタル化」と言うと難しそうに聞こえますが，操作そのものは，ただ単にビデオカメラやVTRからPCへダビングするようなものと考えてください。）
ソースがディジタルの場合は，IEEE1394やDV端子などのディジタルの転送装置を使ってデータをPCに取り込みます。
また，今後登場が期待されるDVD-RAMカメラの場合は，PCのDVD-RAMドライブにメディアをセットするだけで事が済むようになります。
- ビデオ編集
PCのドライブに用意したビデオファイルを，ビデオ編集ソフトを使って編集します。
ビデオキャプチャカードやDV編集カードには，非常に優れたビデオ編集ソフトであるAdobe Premiereや，Ulead Media Studioが付属していたり，専用のDV編集ソフトが付属しているのが一般的です。
良いビデオ編集ソフトを使えば良い映像が作れるわけではありませんが，初めてDTVに挑まれる方は，定評のあるビデオ編集ソフトが付属する機器を選ぶ方が無難でしょう。
- 配布ビデオの作成
例えば，複数の音楽アルバムから好みのシングルクリップを集めたMDディスクを作成する。
これと同じように，あくまで個人の楽しみとして，様々なビデオ媒体から好みのシーンを集めたビデオを作成する。
こういう旧来からの，あくまで個人的な楽しみに限定した楽しみ方もあるでしょう。
しかし，時代は移り変わっています。例えばカラオケ。歌手やアーティストそっくりにマネすることが競われていた時代もありましたし，
歌えるレパートリーを豊富に持つことを競う時代もありますし，現在のように，多くの人が自分なりの歌い方やアレンジを自然にこなしている時代もあります。
個人的な満足に浸ることを否定はしません。
しかし，現代は，多くの人がインターネット上にホームページを公開して情報発信していることに代表されるように，個々の人がそれぞれ創造的な活動をしている時代ではないでしょうか？
ビデオ編集するのであれば，何らかの形で配布することを目的にし，どんな形であれ，エンターテナーを気取ってみるのも悪くないと思います。
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補足説明
- コーデックって何？
ディジタル化したビデオの記録にかかせない技術がコーデックです。コーデックとは何か，何故コーデックが必要なのか，どんなコーデックがあるのかについての簡単な説明です。
- DTVの変遷
時代考証（というほどのものでもありませんが・・・・）が十分ではありませんが，大まかなPCを使ったDTVシステムの変遷です。
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