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ビデオカメラやデジタルカメラを供給する日本企業は多数あり,世界市場を席巻しています。
しかし,利用者にとって本当に便利な環境を提供していると言えるでしょうか?
ウォークマンの二の舞になりはしないでしょうか?
もし,Appleがカメラを販売したとしたら? 誰も想像しないようなユニークな形をし,誰も想像しないような操作体系となるでしょうが,ビデオカメラとデジタルカメラのどちらとも言えない製品になることは間違いないでしょう。
【つまらない想像】i.PhoneのようにMac OSとタッチパネルのカメラなんて... 手軽さからフィルムカメラがデジタルカメラに置き換わって来ましたが,様々な映像表示ソフトが提供されているものの,旧来の物理的な写真アルバムほどの手軽さは提供されていません。 これがビデオとなるとさらに深刻です。幼稚園や学校の行事など,子供の姿を見に来ているのか撮影するために来ているのか分からない人が大勢いるのに,せっかく記録した映像は,ただ棚に積み上げられただけの人が多いでしょう。 ただダラダラと撮り続けた映像を見ることも,手間をかけて編集することも大変な労力が必要です。 別の観点から電子的な記録を考えてみます。 会社で使っている共有ドライブを想像してください。誰もが見やすい理路整然としたディレクトリ管理,ファイル名体系を実現しているでしょうか? やたらに深いディレクトリ構造に陥ったり,混沌とした命名規則に陥りがちではありませんか? それでも,ビジネス・ドキュメントは,作成時に分かりやすいファイル名やディレクトリ名を付ける必要があるために,検索することで何とかなっています。 しかし,家庭のPCに取り込んだデジカメの映像やビデオ映像はどうなっているでしょうか? 開いて見なければ分からない映像を,上手に整理して保存している家庭は少ないでしょう。 映像を管理するソフトウェアには,この困難な映像管理を誰にも分かりやすい方法で解決することが求められます。 解決策はいろいろあるでしょうが,「時」による管理手法もあるでしょう。 映像を一意に並べることを考えると,時系列で管理するのが最も簡単です。 撮り貯めた映像は,過ぎた時間の記憶です。 時系列に並べることで命名規則や階層管理に気をもむ必要がなくなり,表中にイベント名を書き入れるだけで,さらに映像を呼び出しやすくなるでしょう。
【映像管理の例】スケジュール表ではありません... また,媒体がテープからディスクに換わったのに,操作方法に大きな進展が見られないのも大きな問題と考えます。 例えば,
しかし,カメラ単体としての使い勝手に終始していないでしょうか? 過去の記録の呼び出しやすさ,斬新な動画の取り扱いなど,利用者が総合的に使いやすいソリューションを提供することが必要ではないでしょうか。 ウォークマンはiPodに破れたのではなく,iTunesに破れました。 日本の家電メーカーには,同じことがビデオカメラとデジタルカメラにも起こり得ることに気づいて欲しいと考えています。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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