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米国のテレビジョンシステム委員会(National Television System Committee)で作られたため"NTSC方式"と呼ばれています。 過去のモノクロ映像信号と互換性を保ちながら,カラー信号を重ねてカラー映像を実現したものです。 1フレーム525本,1フィールド262.5本の走査線を持っていて,強引な手法でY信号にUV信号を重ねているので,厳密に言うと29.97フレーム/秒(ドロップフレーム)の画像となっています。 主に,米国,カナダ,日本,中南米当たりで採用されています。 旧西ドイツで,NTSCの欠点を補うことを目的に開発された方式で,Phase Alternation by Line (走査線ごとに位相を反転)の頭文字を取ってPAL方式と呼ばれています。 1フレーム625本の走査線を持ち,毎秒25フレーム,50フィールドの映像となっています。 主に,フランスを除くヨーロッパ諸国,アジア諸国,アフリカ諸国で採用されています。 フランスで開発されたカラー映像信号の方式で,Seacuentiel a Memoire (間断がないように記憶)からSECAM方式という呼ばれています。 走査線の数やフレームとフィールド数はPAL方式と同じで,U信号とV信号をそれぞれ1本の走査線にして,2本の走査線を一組にしてカラー信号を作り出しています。 主に,フランスと,東ヨーロッパ,中東,アフリカの共産圏などで採用されています。 どこの国でどの映像信号が使われているかから分かるように,主に政治的理由で使う映像信号が分かれています。
各映像信号は,相互にまったく互換性がないので,それぞれ専用の受像機や記録・再生装置が必要となります。
このことからも,政治的な理由によって使用される映像信号が異なってしまったことが分かると思います。
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